「可愛い、優しい、育む」
日々、引っ越し作業を行っております。
手放さなきゃならないものを「ジモティー」で、新たな持ち主の元へお送りしまくり。
今日までに、フラワースタンド、本棚、木箱などなど、いろんな方に引き取っていただきましたが、今日、受け取りに来てくれた方々はなぜか皆さん、とてもお若かった。
中でも、私が適当〜に育てていた「多肉植物」を引き取ってくれたのは優しげな男子学生さんで、お家に着いてから「大切に育てます!」というメッセージまで下さりました。なんていい子。しかもジブリとか世界名作劇場とかも大好きだとのこと。赤毛のアンのこともよく知っていた。気が合うじゃないか。
私、前からずっと思ってるんですが、「可愛い、優しい、育む」などの、これまで「女性的」ってされていたものを好きな男性って、本当は結構多いのではないか、と。
遠い昔、私には文通ならぬ、長文メールのやり取りをしていた埼玉在住の友人がいたのですが、そんな彼も「可愛くて優しいもの」が大好きな、線の細い男の子でした。ジブリもお好きだったらしい。
心理実習の時の先輩心理士(先輩だけど、私よりかなりお若かった)も、可愛いぬいぐるみ型のペンケース持ってたっけ。
最も身近なところで言えば、うちの弟も自分の結婚式で、当時流行っていた某妖怪猫のキャラクターをずらずら並べてたし。
(結婚式でその妖怪はどうなんだ……センス的な意味で……とは思いつつも……)
そして以前もちょっと書きましたが、「文学フリマ」で私のブースに立ち寄ってくださる方って、半数が男性なんですよね。
私の本は表紙だけ見ると、水彩画のゆるキャラ、つまりいかにも「可愛い」だし、そこに水彩の「優しい」の印象も加わる。ステレオタイプに囚われて言えば、「女性的」と言われそうな感じの絵だと思います。
でも、繰り返しますが、買ってくださる方の半数は、男性なんです。
こうした経験があるから、私の中には「“可愛い”とか“優しい”とか“育てる”とかは、女性の専有物ではない」という思いがあります。
「男の子は強く、勇ましくある“べき”」なんて大昔の話。そしてそんな大昔にも、「可愛い」が好きな男の子は絶対いたはず。
そして今、この現代では、「誰もが好きなものを、好きなだけ、好きと言える世界である“べき”」だよなあ、と。
でも、それをわざわざこうして言葉にしようと思うあたり、私も「それが自然なことではなかった時代」を長く生きてきたのかもしれない。
そんなことを改めて思ったりした一日でした。

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